絵本作家・わかやまけんの創作の全貌を紹介する『こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界』、7月2日より開催
『しろくまちゃんのほっとけーき』(1972年、こぐま社)などで知られる絵本作家・わかやまけん(若山 憲、1930-2015)の創作世界の全貌をたどる展覧会『こぐまちゃんとしろくまちゃん絵本作家・わかやまけんの世界』が、7月2日(土)より世田谷美術館にて開催される。
こぐま社の創業者であり編集者の佐藤英和の発案で、劇作家の和田義臣、児童文学者の森比左志、そしてグラフィックデザイナー出身の若山憲が集まり、テーマの設定からストーリー展開、文とことば、そして絵にいたるまで、4人の合議制で制作していた「こぐまちゃんえほん」シリーズ。“日本の子どもたちがはじめて出会う絵本を作りたい”というコンセプトのもとに制作され、1970年に第1作『こぐまちゃんおはよう』が誕生して以来、世代を超えて親しまれてきた人気作だ。
全15作からなる同シリーズは、美しい発色のため6色の特別な「こぐまちゃんインク」を1色ずつ刷り重ねる方式で制作されているため、若山は1ページの絵のために、6枚の原画を描いていた。そのため、完成した絵本でみられるような、すべての色が彩色された「原画」は存在しない。
同展では、絵本印刷の際に参考にするためなどに制作されたリトグラフ、『しろくまちゃんのほっとけーき』表紙絵の「描き分け原画」や制作行程、シリーズが発表となる前に描かれた貴重な下絵のほか、『きつねやまのよめいり』(1968年初版/1978年改訂新版、こぐま社)、「おばけのどろんどろん」シリーズ(1980年-1989年、ポプラ社)など若山が自ら絵と文を手掛けた創作絵本、さらには新美南吉・作『てぶくろをかいに』『ごんぎつね』などの名作によせた絵や、日本の民話をテーマとした絵本、詩集のための挿絵など、関連資料なども含め約230点を展示。その多彩な作品群についても紹介し、幅広い創作活動の全貌に迫っていく。
美しい色づかいと繊細な表現が際立つ画家・若山憲の豊かな作品世界を間近で楽しみたい。
『こぐまちゃんのみずあそび』(1971年、こぐま社)よりリトグラフ/こぐま社蔵
「こぐまちゃんえほん」下絵、1970年原画/こぐま社蔵
『保育の友』1982年8月号(1982年、全国社会福祉協議会出版部)表紙原画/個人蔵
【開催概要】
『こぐまちゃんとしろくまちゃん絵本作家・わかやまけんの世界』
会期:2022年7月2日(土)〜9月4日(日)
会場:世田谷美術館1階展示室
時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜(7月18日は開館)、7月19日(火)
料金:一般1,200円、65歳以上1,000円、大高800円、中小500円
※6月1日正午より日時指定券(オンライン)発売
展覧会公式サイト: https://koguma-wakayama.com/
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