賀来千香子主演、社長夫人の変貌をコミカルに描いた舞台『しあわせの雨傘』博品館劇場にて4月上演
劇団NLTがプロデュースする舞台「『しあわせの雨傘』〜Potiche ポティッシュ〜」が4月27日(火)〜29日(木)の期間、東京・博品館劇場にて上演される。
本作は、1980年にパリで上演され、2010年に『8人の女たち』のフランソワ・オゾンによって映画化もされたピエール・バリエ&ジャン=ピエール・グレディによる戯曲「Potiche ポティッシュ」を原作としたフレンチコメディ。70年代後半のフランスを舞台に、地方の傘製造会社の、社長夫人の変貌をコミカルに描いている。
翻訳は「演劇を大衆化するには喜劇から見てもらうのが一番」が持論の佐藤康、演出は文化庁在外研修をパリで行なった、日本演劇界を牽引する演出家の一人である鵜山仁。そして、“飾り壺”と思われている、社長夫人・シュザンヌを賀来千香子。シュザンヌは従順な妻であり、家庭を大事にしている母でありながら、隠れた実力と知られざるアバンチュールを秘めた女性だ。また、無骨な労働者出身の共産党市長を永島敏行、独善的な社長である夫を井上純一。社長の愛人なのに、シュザンヌの経営手腕に魅かれていく秘書を遠野なぎこが演じる。
可愛いだけではない優れた女性を物語の展開で見せていくことで、今も昔も変わらない女性と社会の関係を描いた痛快なコメディ「『しあわせの雨傘』〜Potiche ポティッシュ〜」