第32回東京国際映画祭が開幕! 豪華スター集結で、華やかなオープニング
第32回東京国際映画祭が10月28日、東京・六本木ヒルズで開幕。オープニングを飾る『男はつらいよ お帰り 寅さん』の山田洋次監督、倍賞千恵子、吉岡秀隆、後藤久美子、前田吟、夏木マリ、浅丘ルリ子をはじめ、フェスティバル・ミューズの広瀬アリス、特別招待作品部門に出品されるNetflix作品『アースクエイクバード』の主演を務めるアリシア・ヴィキャンデル、『ひとよ』から白石和彌監督、佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優ら豪華な顔ぶれがレッドカーペットを闊歩した。
最新作27本が揃った特別招待作品部門に加えて、「コンペティション」「アジアの未来」「日本映画スプラッシュ」(以上コンペティティブ)、「Japan Now」「ワールド・フォーカス Powered by Aniplex Inc.」といったショーケース、「CROSSCUT ASIA #06 ファンタスティック!東南アジア」などのクローズアップ企画と多彩な10 の主要部門によって構成されている。期間中には約180本の映画が上映される予定だ。
コンペティション部門の国際審査委員長を務めるのは、中国を代表する女優でハリウッドでの活躍もめざましいチャン・ツィイー。加えて、ビル・ガーバー(プロデューサー)、ジュリー・ガイエ(女優/プロデューサー)、マイケル・ノアー(監督)、廣木隆一(監督)という幅広いジャンルの映画人が、出品された全14作品の審査にあたる。日本映画では、稲垣吾郎主演の『ばるぼら』(手塚眞監督)、足立紳監督の『喜劇 愛妻物語』の2作品が選出されており、最高賞にあたる東京グランプリを競う。
昨年に引き続き、「Expansive映画を観る喜びの共有」「Empowering映画人たちの交流の促進」「Enlightening映画の未来の開拓」という3つのビジョンを掲げた東京国際映画祭。
この夏、チェアマンに就任した安藤裕康氏は「新たな時代にふさわしい映画祭として、更に発展していけるよう頑張りたいと考えている。世界中の映画人が集い、お客様と一緒に優れた作品を鑑賞し合いながら、共感を育み、絆を深めていく。そんな場にしたいと願っています」と意気込みを語っている。
取材・文・写真:内田 涼
■第32回東京国際映画祭開催概要
期間:10月28 日から11月5日(9日間)
会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷、日比谷ステップ広場ほか都内の各劇場及び施設・ホールを使用
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