演出・ノゾエ征爾『ロボット』全キャスト・ビジュアル公開&公演詳細発表
東京・シアタートラムにて2024年11月より上演される舞台『ロボット』の全キャストとビジュアル、公演詳細が発表された。
本作は、1920年にチェコの作家・劇作家であるカレル・チャペックによって発表された戯曲。チャペックは「労働」を意味するチェコ語「robota(ロボタ)」から、「ロボット」という言葉を新たに生み出したと言われている。
演出を務めるのは、卓越した発想力とユーモアで独特の世界観を描き出す作風に定評のあるノゾエ征爾。ノゾエは「もしかしたら今が、ロボットが『ロボットらしい』うちに公演できる最後のチャンスなのかもしれない」と話す。ロボットと人間の共存が始まりつつある2024年に生きる人々に向けて、シニカルかつ不条理なドラマとして転換し、現代の物語として上演する。
作品の舞台となるロッサム・ユニヴァーサル・ロボット社の社長ドミンを演じるのは渡辺いっけい。2022年上演『住所まちがい』以来の世田谷パブリックシアター主催公演出演となる。
元宝塚歌劇団トップスターの朝夏まなとは、世田谷パブリックシアター主催公演初登場。ドミン社長の妻にして、人権同盟代表としてロボットの地位の向上を訴えるヘレナを演じる。