『ブラック・ウィドウ』『ナイル殺人事件』など公開延期
新型コロナを受けて、ディズニーがさらなる映画の公開延期を発表した。
来月下旬に公開予定だった『ナイル殺人事件』は12月18日に移動。これを受けて12月18日に公開予定だったスピルバーグの『West Side Story』は丸1年遅い来年12月に延期された。また11月6日に公開が予定されていた『ブラック・ウィドウ』は、来年5月に延期。そもそも今作の公開予定は今年5月だったので、これまた1年遅れることになる。11月20日公開予定のピクサーのアニメーション映画『ソウルフル・ワールド』は、現状、そのままでとどまっている。
アメリカでは映画館のおよそ7割が営業を再開しているが、最も主要な市場であるL.A.とニューヨークでは、いつ再開が許されるのか、目処がまったく立っていない。サンフランシスコもまだ閉鎖したまま。
『TENET テネット』は、この状態でもアメリカ公開を押し切ったが、やはりアメリカでの売り上げがパッとしなかったこともあり、ほかの作品は『TENET テネット』に追従するのでなく、これらの都市で映画館が開くのを待つことにするようだ。
文=猿渡由紀