2022年2月21日 16:30
田中圭が職を無くし妻に家出される主人公を演じる『夏の砂の上』、栗山民也演出で11月上演
複雑な家族の心情を細やかに映し出す劇作家・演出家、松田正隆の名作『夏の砂の上 』が現代日本演劇界を牽引する栗山民也の演出で2022年11月、東京・世田谷パブリックシアターにて上演決定。
世田谷パブリックシアターではこれまでに栗山演出作として 、 『藪原検校』『シャンハイムーン 』『CHIMERICA チャイメリカ』『殺意 ストリップショウ』『彼女を笑う人がいても』などを上演。高水準の作品の数々を舞台芸術界に届けてきた。
『涙の谷、銀河の丘』(2003年、新国立劇場)以来の松田正隆とのタッグとなる本作は、1998年に初演、2003~2004年に再演(いずれも青年団、平田オリザ演出)。松田が生まれ育った長崎を舞台に、職を無くし妻に家出される主人公と、彼を取り巻く人々の心情を 、何気ない会話から細やかに映し出した作品で、1999年読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。松田の代表作のひとつとなった名作だ。
主人公・小浦治を演じるのは田中圭。 2019年、栗山演出作『CHIMERICA チャイメリカ』 でその真摯な演技が高く評価された田中が、今再び、栗山演出に挑む。
共演は舞台、映画と幅広く活躍する 西田尚美、本作が初舞台となる山田杏奈ら。