Lucky Kilimanjaro、全国ツアー『YAMAODORI 2023』ファイナルで結成10周年記念ワンマンの開催を発表【レポート】
(撮影:石阪大輔)
Lucky Kilimanjaroの全国ツアー『Lucky Kilimanjaro presents.TOUR“YAMAODORI 2023”』の最終公演が、1月8日(月・祝) に東京国際フォーラム ホールAで開催された。
昨年、「Burning Friday Night」がTikTok再生数10億回を突破するバイラルヒットを記録。夏フェスでは『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023』や『SWEET LOVE SHOWER 2023』をはじめとした多くの大型フェスに出演し、10月にはエモーショナルな部分を前面に出した新曲「無限さ」をリリースするなど、大きく飛躍した1年となったLucky Kilimanjaro。ツアーファイナルを迎えた東京国際フォーラム ホールAは、バンド史上最大動員数を記録し、開演前からファンの期待と興奮を感じる空気感が強く漂っていた。
メンバーが登場しSEが流れる中、熊木幸丸(Vo.)の「ツアーYAMAODORIファイナル始めるよー!」という掛け声に呼応したファンの大きな歓声に合わせて「Drawing!」を歌唱しライブが幕を開けた。続いて恒例の“乾杯曲”である「350ml Galaxy」や、各地の夏フェスを彩った楽曲「後光」、そしてライブでは定番となっている「ひとりの夜を抜け」を演奏し、序盤からエンジン全開で踊らせにかかる。
春の別れを歌った「またね」で感傷的な気分に浸った後、バンドの代表曲でもある「Burning Friday Night」のイントロが流れ始めると会場が大きく沸き、曲中では全員の合唱が巻き起こった。そのまま息を吐く暇も無く「エモめの夏」へと続き、「新しい靴」「ファジーサマー」と新旧のラッキリを絶妙なインタールードで踊りを止める事なくスムーズに紡いでいく。
後半戦に突入し「まだまだ踊れますよね?」と熊木が問いかけ「I’m not Dead」「踊りの合図」「でんでん」などのキラーチューンを連発しオーディエンスのテンションは最高潮となり、会場が揺れるほどの盛り上がりをみせる。ライブも終盤に差し掛かり2023年10月にリリースされた最新曲「無限さ」とYAMAODORIを締めくくるダンスミュージック「Kimochy」を披露し、ツアーファイナルに相応しいライブ本編の幕を閉じた。
アンコールでは、バンド結成10周年を記念したワンマン『Lucky Kilimanjaro YAON DANCERS 2024 supported by ジャックダニエル』の開催決定を告知し、割れんばかりの歓声が湧き上がった。熊木は「僕らの大好きな野音で、もう一度みなさんと最高のステージを作りたいと思います。今年はこれだけじゃなくて、たくさんみなさんと一緒に踊り続けていきたいと思いますので、Lucky Kilimanjaroに付いてきてください!」と約3年ぶりの開催となる日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブに向け熱い想いを馳せ、最後には「君が踊り出すのを待ってる」でオーディエンスとLucky Kilimanjaroが一体となって踊り公演を終えた。
撮影:石阪大輔
<公演情報>
Lucky Kilimanjaro presents.TOUR“YAMAODORI 2023”
1月8日(月・祝) 東京国際フォーラム ホールA