異種格闘技戦となった『Crazy Jump 2024』ライブレポート 音楽性も人間性もバラバラな6組が登場
という宣言を皮切りに、“動物的生活”“間に合ってます”“スタンドバイミー”とアッパーな曲を立て続けに披露し「めちゃくちゃ気持ちいいぜ」と中野が歓喜の表情を浮かべ、止まることなく“ランドマーク”へ。《何も間違ってないよ》と右手で心臓のあたりを叩き鼓舞してみせると、“一瞬で過ぎる日々を君と”では神門弘也(g)、松本和希(ds)を含む全員コーラスで、過ぎ行く儚い時間を心に刻みつけるようにシンガロングを演出した。そして、イベントを主催するチケットぴあについて触れ、この日呼んでくれたスタッフが大好きだと言ってくれた曲として“星降る夜”へ。ライブハウスはステージとフロアの境界線がなく、人と人とが音楽でつながれる場所。そんな代えのきかない存在を背中に投影しながら、ラストに演奏されたのはライブアンセム“ロックバンドなら”。ロックバンドとしてステージに立った35分間は、どこまでも眩しくライブハウスそのものだった。
■CVLTE
5番手はCVLTE。定刻になると、大きなスクリーンに映像が流れ始める。
無機質な重低音が響き渡るなか、脳内に強烈に訴えかけるような「FOCUS」の文字。そしてバンドが演奏を始めると“scorpion.”へ。