南沢奈央主演、恐怖のなかで生まれる不思議な恋の物語『アーリントン』
撮影:岡千里
KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>にて上演中の『アーリントン』〔ラブ・ストーリー〕より舞台写真が到着。
2018年に草彅剛主演で上演し、大きな話題を呼んだ『バリーターク』の作者であり、KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督を務める白井晃が「彼ほど刺激的な作家はいない」と惚れこむアイルランド出身の劇作家・脚本家のエンダ・ウォルシュによる衝撃作。物語の舞台となるのは時も所もわからない、ある待合室の中。自分の名前が呼ばれるのを待つ若い女アイーラと、隣の部屋でモニター越しにアイーラを見ている“若い男”。その男は今日初めてそこへやってきたと言うが……。
主人公アイーラを演じるのは、KAATプロデュース『恐るべき子供たち』(2019年)に続き、白井作品2度目の出演となる南沢奈央。若い男には、長塚圭史演出・KAATプロデュース『常陸坊海尊』(2019年)に出演、白井作品には初参加となる平埜生成。また、ダンサー・振付家の入手杏奈が劇中の重要な役どころで出演。さらに川平慈英、霧矢大夢、那須佐代子、伊達暁の声の出演も見どころとなっている。
当初2020年4月上演予定だったが、舞台稽古の直前に公演中止、9ヶ月を経て上演が叶った本作。