再オープンした京都市京セラ美術館で 『京都の美術 250年の夢』展がスタート!
5月26日(火)より予約制でリニューアルオープンした京都市京セラ美術館。6月2日(火)からは開催中の『コレクションルーム春期』『杉本博司瑠璃の浄土』(「東山キューブ」にて開催)に加え、リニューアルオープンを記念した展覧会『京都の美術 250年の夢最初の一歩:コレクションの原点』が開幕、9月6日(日)まで開催される。コロナウイルス感染症対策のため、開幕が延期となっていたが、再展示されることとなった。
「京都の美術 250年の夢最初の一歩:コレクションの原点」は、1933年に「大礼記念京都美術館」という名称で開館して3年目にあたる、1935年に開かれた展覧会「本館所蔵品陳列」と同じ出品作品47点が並ぶ。この展覧会で見ることができる作品の多くは、1920年代~30年代前半に制作されたものだ。京都画壇に代表されるような日本画、いろいろな素材の彫刻、陶器や漆器などの工芸、といった作品が展示されている。同じ時代の京都という町に、こうした幅広いジャンルのクリエイターたちがいたことに気付かされる。展示室で心が弾むのは、80年以上経った今見ても、彼らが残した作品のモチーフや色がとても新鮮に感じられるからだろう。