くらし情報『フジコ・ヘミング&MDRライプツィヒ放送交響楽団 ドイツの名門と奏でるフジコのモーツァルト』

フジコ・ヘミング&MDRライプツィヒ放送交響楽団 ドイツの名門と奏でるフジコのモーツァルト

フジコ・ヘミング&MDRライプツィヒ放送交響楽団


今を遡ること20年前の1999年。NHKのドキュメント番組によってにわかに巻き起こったフジコ・ヘミング現象は本当に凄かった。しかし、クラシック界を席巻したこのブームも、他の現象と同様、時の経過とともに忘れ去られてしまのではと思われた方も多いのではないだろうか。しかし20年を経過した今もフジコ・ヘミングは健在だ。それどころか、今も世界各地からリサイタルのオファーが届き、年間70回近くものコンサートをこなしているというのだから素晴らしい。

そのフジコが、MDRライプツィヒ放送交響楽団と共演する。1923年に創設されたこのオーケストラの歴代指揮者には、古くはカール・シューリヒトやヘルマン・アーベントロートといった巨匠たち、そして近年においては、イタリアのファヴィオ・ルイージや、日本でもお馴染みの準・メルクルなどの名匠が名を連ね、現在はクリスチャン・ヤルヴィが音楽監督を務めるというドイツ屈指の名門だ。

プログラムには、映画『みじかくも美しく燃え』に使われたことでも有名なモーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」のほか、“フジコの代名詞”と言えそうなリストの「ラ・カンパネラ」が用意されるなど、ファン必聴のステージに期待がかかる。

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