GLIM SPANKYが過去を起点に今を描く メジャーデビュー10周年記念ツアー最終公演オフィシャルレポート
田舎の田園風景が浮かぶ「ロルカ」、「さよなら僕の町」、「夜風の街」~決意のロックンロール「サンライズジャーニー」へ。インディー時代のEP『MUSIC FREAK』と2015年の1stアルバム『SUNRISE JOURNEY』からのセレクトによって描かれた上京物語にグッとくる。
そして「リアル鬼ごっこ」、「大人になったら」と、2024年に『SUNRISE JOURNEY』期に振り切った選曲を、望んでいた人は多くいたとしても、予想していた人はどのくらいいただろうか。当時からGLIM SPANKYを追いかけていた人々にとってはあの頃の衝撃が蘇る、当時を知らない新しいファンにとっては願っても叶わないと思っていたセットリスト。そこから2020年に生まれたニューアンセム「Circle Of Time」へ。今年は先に最新アルバム『The Goldmine』のツアーで現在進行形のGLIM SPANKYを軸にしたセットリストを展開していたこともあっただろう。次はいつ見ることができるかわからない、過去を起点に今を描く貴重なライブの本編は幕を閉じた。
鳴りやまないアンコールの中、新作のTシャツを着た松尾、そのあとに亀本が登場。