福山雅治、アルバム『AKIRA』を携えた初のオンラインライブで立ち上げた総合芸術
福山雅治、自身初となるオンラインライブ『FUKUYAMA MASAHARU 30th Anniv. ALBUM LIVE AKIRA』が12月27日に開催された。
開幕早々、「2020年春、世界からかつてのようなライブが消えた」という今年を表したナレーションが流れる。そして画面には何もない真っ白なステージに、ポツンとマイクスタンドだけが立っている状態。そこに、福山が自らの歩幅を確かめるような足取りで現れ、こう呼びかけた。
「今ご覧になっているあなたにとって、そして僕にとってもまったく想像していなかった形でのライブです。ですが、今しかできない音楽、今しかできない映像表現を存分に楽しんでいただけたらと思います」。
まるでこの世界が一度壊れてしまったかのような静寂が包む舞台で、福山は1曲目に「AKIRA」を届ける。この楽曲は12月8日にリリースされたオリジナルアルバム『AKIRA』のオープニングナンバー。今回のオンラインライブは、このアルバムの世界観を音だけではなく、映像という形で可視化させるという福山にとって初の試みとなるプロジェクトとなった。そのため、アルバムの1曲目から最後の曲までを曲順通りにパフォーマンスする、というのが前提としてある。