くらし情報『「六月大歌舞伎」開幕 澤瀉屋の演出の『傾城反魂香』、松嶋屋の親子孫三代が共演の『義経千本桜』を上演』

2023年6月5日 11:10

「六月大歌舞伎」開幕 澤瀉屋の演出の『傾城反魂香』、松嶋屋の親子孫三代が共演の『義経千本桜』を上演

に抱く本心が涙を誘い、家族の情愛が心に沁みる名作に鳴りやまない拍手に包まれた。

続く「川連法眼館」は、四段目の切にあたることから「四の切」の通称で親しまれる人気の場面。当月は、尾上松緑が平成24年の巡業で勤めて以来、そして新開場後の歌舞伎座では初めて佐藤忠信と忠信実は源九郎狐を勤めます。川連法眼の館へ匿われている源義経(中村時蔵)のもとへ、家臣の佐藤忠信(松緑)が訪ねてくる。

義経は、伏見稲荷で預けた静御前の安否を尋ねるが、忠信は覚えがない様子。これを不審に思った義経から忠信詮議を命じられた静(中村魁春)が初音の鼓を打つと……。松緑は「狐の心情に寄り添い大事にしていくことが非常に重要な中、難しいのは本物の忠信です。あの短い時間で武将としての大きさを表現しなければならず、義経とのやり取りは、物語が展開していく上で大切な部分です。
狐忠信との対比を含め、ここをいかに見せられるかです」と語る。

忠信を演じる演出の一つに、五世尾上菊五郎が完成させた音羽屋型があり、ケレン的要素は最小限に抑え、狐の親子の情愛を色濃く描き出す。松緑は、本性をあらわした源九郎狐が見せる狐手や「狐詞(きつねことば)」

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