2022年3月18日 13:00
戸塚祥太×中屋敷法仁『フォーティンブラス』6月より待望の再演が決定 内博貴、能條愛未、矢島舞美らメインキャストも再集結
昨夏、中屋敷法仁演出、戸塚祥太(A.B.C-Z)が主演した舞台『フォーティンブラス』が、1年ぶりに自由劇場で再演されることが決定。さらに梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールでの上演が決定した。
本作はシェイクスピア『ハムレット』の物語の中で2回だけ登場する“脇役”にスポットライトを当て、演じる俳優視点で横内謙介が1990年に書き下ろした作品。劇団善人会議(現、扉座)で初演された後、多くの俳優たちによって幾度となく演じ継がれ、世界中に数あるシェイクスピア書き換え戯曲の中でも、群を抜いて注目を集めてきた日本の名作と言われている。
どんな人間でも、人は生きていく上で、時には主役になることはあっても、ほとんどの場面は脇役を演じ続けざるを得ない。ましてや俳優は、ほとんど主役になれることなどは無く、ただ主役を夢見ながら生き続けているしかない。その悲哀を、フォーティンブラスを演じる脇役俳優の楽屋や劇場で生き生きと生活する人々の感情を通して描いた傑作戯曲だ。
この度、発表された『フォーティンブラス』は主人公フォーティンブラス役を演じるA.B.C-Zの戸塚祥太、対立するハムレット役を演じる傍若無人の大スター内博貴、演出もこのふたりとも絶対の信頼で結ばれる中屋敷法仁が続投での再演される。