くらし情報『マーティン・スコセッシ「日本の文化と伝統の真髄を捉えている」 篠田正浩監督作『夜叉ヶ池』が4Kで42年ぶりに復活』

2021年1月28日 13:00

マーティン・スコセッシ「日本の文化と伝統の真髄を捉えている」 篠田正浩監督作『夜叉ヶ池』が4Kで42年ぶりに復活

『夜叉ヶ池』 (c)1979/2021松竹株式会社

(c)1979/2021松竹株式会社



1979年に公開した篠田正浩監督・坂東玉三郎主演作品『夜叉ヶ池』が4Kデジタルリマスター版で42年ぶりに復活。2021年夏に全国各地で順次公開されることが分かった。

本作は松竹が2020年に、映画製作を開始して100周年を記念したプロジェクトの締めくくりとなる。幻想文学の礎を築いた泉鏡花の原作を、『梟の城』(1999年)や『スパイ・ゾルゲ』(2003年)などで知られる巨匠・篠田正浩監督が、1979年に取り組んだ意欲作だ。

その流麗な美しさと芸の卓越さにより歌舞伎界を一世風靡していた女形の坂東玉三郎が初めて映画に出演し、村に暮らす女性の百合と夜叉ヶ池の竜神・白雪姫の一人二役を演じて泉鏡花の妖艶な世界を表現するということで、製作当初からその壮大なプロジェクトが話題となった。

共演には、百合の夫で鐘楼守として暮す晃役に加藤剛、晃の友人で失踪した晃の足跡を追う学者の山沢役に山崎努、白雪姫の眷属、湯尾峠の万年婆役に丹阿弥谷津子と、実力を備えた多彩で豪華な顔ぶれが勢揃い。

舞台は福井県と岐阜県の県境辺り。三国嶽のふもとの琴弾谷に夜叉ヶ池の伝説の調査に来た学者の山沢(山崎努)

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