くらし情報『廃墟巡りが好き! 無許可で見学しているけど… イケメン弁護士が答えます』

2014年2月13日 08:00

廃墟巡りが好き! 無許可で見学しているけど… イケメン弁護士が答えます

今回は佐藤弁護士

今回は佐藤弁護士

廃墟巡りが好き!無許可で見学しているけど…
好きな旅行先のひとつが、プロモーションビデオの撮影場所にもなった廃墟です。毎回その地を訪れるたびに立寄っていますが、廃墟に入る行為は違法ではないですよね?許可が必要なのですか?

そういえば、少し前に、巨大な製鉄所や役目を終えた水力発電所などといった「廃虚」が新たな観光地として、若者を中心に「廃墟ブーム」になっているというニュースを見たことがあります。廃墟には、「栄枯盛衰」を感じたりと、何か不思議な魅力があるのでしょうね。
さて、法律では、「人の住居や人の看取する邸宅、建造物等」に正当な理由なく侵入すること、つまり、他人の建物に勝手に入る行為ついて、「住居等侵入罪」という罪が成立するとしています。そのため、たとえ廃墟であっても、事実上管理されている建物であれば、勝手に入ると住居等侵入罪となります。もっとも、誰も管理していない建物であれば、住居等侵入罪は成立しません。
また、あまりなじみのない法律ではありますが、「軽犯罪法」という法律があります。この法律では、「人が住んでおらず、且つ、看守していない邸宅、建物又は船舶の内に正当な理由がなくてひそんでいた者」

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