くらし情報『「他人のIDを不正入手」「ヤフオクで架空出品」…巧妙なネット詐欺の法的問題点は?』

「他人のIDを不正入手」「ヤフオクで架空出品」…巧妙なネット詐欺の法的問題点は?

11月16日、フィッシングサイト(本物そっくりの偽サイト)から不正に入手した他人のIDやパスワードを使用して、ネットオークションで架空出品を繰り返していたとして、別の罪で公判中だった男性2人が再逮捕されるという事件が報道されました。

実際に私たちが被害に遭う可能性もあるこの犯罪。一体、どのような行為が問題とされたのか見てみましょう。

目次

・「フィッシングサイトの開設」は何罪に?
・「チケットの架空販売」は何罪に?
・「民事上の責任」も発生する


「他人のIDを不正入手」「ヤフオクで架空出品」…巧妙なネット詐欺の法的問題点は?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

■「フィッシングサイトの開設」は何罪に?

この事件では、約2年間、ヤフーのポータルサイト「ヤフージャパン」を偽装したフィッシングサイトを開設していたようです。フィッシングサイトとは、本物のサイトに極めて似ている偽サイトを作成して、「釣り」をするように他人のIDやパスワード、暗証番号などを抜き取るためのサイトです。

そして、偽サイトを本物のサイトであると誤解してアクセスしてきた人が、IDやパスワードといったログイン情報を入力することで、これらの情報を取得していたようです。

フィッシングサイトは、サイト管理者になりすましたり、サイト管理者であると誤認させて、IDやパスワードの入力を求めるサイトであり、「不正アクセス禁止法7条」

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