「他人のIDを不正入手」「ヤフオクで架空出品」…巧妙なネット詐欺の法的問題点は?
なお、「詐欺罪」は、10年以下の懲役とされています。
■「民事上の責任」も発生する
犯人については上記のような罪が成立する可能性がありますが、それ以外に別途民事上の責任が発生します。
民事上の責任というのは、簡単にいえば「損害賠償責任」ということであり、不正アクセスをされた被害者への賠償、詐欺被害者への賠償責任が発生します。
スマホでのネット閲覧が当たり前になった今、このような被害に遭う危険性は日々高まっています。少しでも怪しいなと感じたら、絶対にアクセスしないことが一番の対処法です。
*著者:弁護士 清水陽平(法律事務所アルシエン。インターネット上でされる誹謗中傷への対策、炎上対策のほか、名誉・プライバシー関連訴訟などに対応。)
【画像】イメージです
*PIXTOKYO / PIXTA(ピクスタ)
『匿名配送』で届いた宅配便 まさかの梱包に「これはダメでしょ」「信じられない」