「当たり屋」「車上荒らし」対策にも!?「ドラレコ」の裁判上の証拠としての価値とは
その際、期日を重ねることから解決までの時間がかかってしまうことはもちろん、第三者の調査会社に事故態様に関する調査を依頼した場合、費用も大きく膨らんでしまいます。
ところが、ドライブレコーダーの映像が証拠として提出された場合、(映像の内容にもよりますが)事故態様について客観的かつ明確に認識することができるため、それ以上、主張・立証を繰り返す必要がなくなります。
このように、ドライブレコーダーの映像があることにより、立証が容易になるのみならず、時間と費用の節約にもつながることが考えられます。裁判官も、タクシー等の営業車が当事者の場合、まずドライブレコーダーの有無を確認していることからすると、ドライブレコーダーの映像を非常に重要視しているということができるでしょう。
■ドラレコは「当たり屋」「車上荒らし」対策としても有効
ドライブレコーダーを搭載していない人の多くは、「自分は事故を起こさない」と考えているかもしれません。
しかし、たとえ自分が交通法規を遵守し、安全運転を行っていたとしても、相手の不注意や、無謀な運転によって、事故に巻き込まれてしまうもらい事故も考えられます。