飲み放題の「グラス交換制」は無視してOK!? 忘年会シーズンに知っておくべきポイント
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今年も師走が訪れ、木枯らしが吹きすさぶ頃になりました。
「ボーナスちゃんと出るのかな?」なんて憂いながら、身も心もはたまた懐までも震えている方も少なくないかもしれません。そんなことをも忘れてしまうために、今日も日々居酒屋などで忘年会の賑やかな声が聞こえてくる頃でもありますね。
そんな飲み会でお世話になっている方も多いであろう飲み放題。そして、飲み放題において必ずと言ってもいいほど存在する「グラス交換制」ルール。
ふと、「飲み放題なのにグラス交換制って?」と疑問を持った方もいらっしゃると思います。
そこで今回は「グラス交換制」という“お店のルール”はどこまで拘束力があるのかを、両者に発生する契約関係をもとに解説してみたいと思います。
■お店とお客さん……そもそもどんな契約関係が?
飲食店とお客さんとの間には、お店がお客さんに対し、飲食物を提供し、飲食する場所を提供する「飲食物提供契約」が成立します。
お客さんとお店の間にどのような意思の合致があるか、すなわち、どのような「申込み」と「承諾」があるかどうかが重要になります。