くらし情報『「Googleストリートビューはプライバシーの侵害に当たるのか」弁護士が解説してみた』

「Googleストリートビューはプライバシーの侵害に当たるのか」弁護士が解説してみた

Googleストリートビューに映ったハトが、未確認飛行物体ではないかと話題になったものがあったようです。

Googleストリートビューについては、プライバシー侵害になるのではないかという議論がされることがあり、実際にそれで裁判になったこともあります。実際、Googleストリートビューはプライバシーを侵害するものといえるのでしょうか。解説していきたいと思います。

目次

・プライバシー侵害の要件
・“プライバシーとして保護するか”が争点だと上記3要件が重視される
・Googleストリートビューはプライバシーを侵害するものか


「Googleストリートビューはプライバシーの侵害に当たるのか」弁護士が解説してみた

*画像はイメージです:http://www.shutterstock.com/

■プライバシー侵害の要件

プライバシー侵害が成立するためには、一般的に以下の要件を満たす必要があるとされています。

1.  私生活上の事実または事実らしく受け取られる事柄であること
2.  一般人の感受性を基準にして、当該私人の立場に立った場合、公開を欲しないと認められるものであること
3.  一般の人々に、未だ知られていないことがらであること(非公知性)

これは「宴のあと」事件(東京地判昭和39・9・28)が示した基準です。

もっとも、必ずしもこの要件が厳格に適用されてプライバシー侵害が認定されているわけではないのが実際です。

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