くらし情報『妊娠中絶手術の6日後に死亡…手術との因果関係が認定されたらどんな罪に?』

妊娠中絶手術の6日後に死亡…手術との因果関係が認定されたらどんな罪に?

目次

・そもそも「母体保護法指定医」とは?
・無資格で手術を行うことはどんな罪になる?
・もし、因果関係が認められた場合は?
妊娠中絶手術の6日後に死亡…手術との因果関係が認定されたらどんな罪に?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

先頃、東京・吉祥寺にある「水口病院」にて人工妊娠中絶手術受けた女性が、術後6日に亡くなったというニュースが報道されました。

この女性は、2016年7月6日に夫と結婚したが、8日後に23歳という若さで亡くなったとのことです。

今回問題となっているのは、手術を行った医師が中絶手術に必要な資格を所持していないと報道されている点で、法律では「母体保護法指定医」という資格を持った医師でないと中絶手術を行えないとされています。

手術との因果関係は不明とされていますが、妻を亡くした夫としては真実を明らかにしたいはず。もし、手術と女性の死に因果関係が認められた場合は、どのような罪になるのでしょうか。

和田金法律事務所の渡邊寛弁護士に見解を伺いました。


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*取材協力弁護士:渡邊寛(和田金法律事務所代表。2004年弁護士登録。個人事案は子どもいじめ事件から相続争いまで、企業事案は少額の債権回収から渉外買収案件まで、あらゆる案件に携わる。)

■そもそも「母体保護法指定医」とは?

今回、無資格の執刀が問題となっていますが、そもそも中絶手術は資格が必要なのでしょうか。

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