弁護士に学ぶ!論理的思考は「時系列の整理&自身への問いかけ」が重要
photo by 伊藤あきら
インターネットに関するトラブルを中心に、様々な問題や悩みを抱える相談者のサポートをしている四谷コモンズ法律事務所の渡辺泰央弁護士。今回は実生活でも役に立つ、弁護士が実践している「論理的思考」について伺いました。
渡辺 泰央(わたなべ やすひろ)弁護士
四谷コモンズ法律事務所代表弁護士。2012年に弁護士登録を行う。ITやWebに関する法律に強く、数多くのインターネットトラブルに関する事案を取り扱っている。運営サイト「WEBに関わる法律講座」
■弁護士に求められる論理的な思考とは?
___一般的に弁護士と聞くと、非常に論理的なイメージがありますが、実際に弁護士業務をする上で論理的な思考は求められているのでしょうか。
弁護士の仕事として、論理的な思考は欠かせないですね。普段の生活など、法律論以外のシーンであれば、感情論で決着がつくことも少なからずあるとは思います。ただ、弁護士というのは法律を元に仕事をしなければなりません。一旦法の議論に乗せてしまうと、論理的でなければ相手を説得する主張ができなくなってしまうので、やはり弁護士の業務に論理的な思考は求められていると考えるべきでしょう。