くらし情報『ASKAが不起訴に…「嫌疑不十分」ってどういう意味?報道姿勢に小野弁護士が意見』

2016年12月21日 21:55

ASKAが不起訴に…「嫌疑不十分」ってどういう意味?報道姿勢に小野弁護士が意見

12月19日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されていた歌手のASKAさんが「嫌疑不十分」で不起訴となり、釈放されました。理由としては、本人の尿として任意提出された液体が、本人の尿であると立証できなかったためと報道されています。

皆さんの中には、この「嫌疑不十分」という言葉にあまり馴染みがない方も多いかと思いますので、今回はこの法的解釈について、解説していきたいと思います。

目次

・不起訴処分の理由には「嫌疑不十分」の他にも「嫌疑なし」「起訴猶予」が存在
・今回の再逮捕におけるメディア報道のあり方について


ASKAが不起訴に…「嫌疑不十分」ってどういう意味?報道姿勢に小野弁護士が意見

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

■不起訴処分の理由には「嫌疑不十分」の他にも「嫌疑なし」「起訴猶予」が存在

この「嫌疑不十分」というのは、犯罪の疑いはあるものの、公判維持ができるほどの証拠が不十分という理由で、不起訴処分となる場合に使われます。報道によれば、尿が本人のものではないというASKAさんの主張を警察が覆せなかったとのことで、この点の証拠が不十分ということでの不起訴となった模様です。

ちなみに不起訴処分には、「嫌疑不十分」の他、「嫌疑なし」というものと、「起訴猶予」というものがあります。

「嫌疑なし」というのは、例えばアリバイが証明されたなど、犯罪の疑いが晴れた場合をいいます。

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