高速バス運転手が体調不良で仮眠し寝坊…8時間閉じ込められた乗客に補償は?
今月20日、中国JRバスが運航していた、広島県呉市から大阪市に向かう高速バスで、乗客が約8時間閉じ込められるという出来事がありました。
運転手は、体調不良だったため、バスの床下部分で仮眠を取っていたそうですが、仮眠時間として設定されている3時間を超えても起きず、翌朝、乗客が不審に思いバス会社に連絡して事態が発覚したとのことです。
今回は本件に関して、8時間閉じ込められ、到着が遅れたことによる補償はあるのか、といった点について解説していきたいと思います。
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■8時間閉じ込められたことによる補償はあるのか?
気になる補償ですが、原則としてありません。
本件では、新幹線などの代替手段によって、乗客は最終目的地まで到着しています。このような場合には、バス会社は運賃を全額いただけます。
列車の特急券などは所定の時間以上の遅れが出た場合は、特急券代の返金がありますが、当着すれば乗車券代の返金がないのと同じです。
高速バスは、列車に比べれば遅れが発生しやすく、乗客もそれを見込んで乗る必要があります。