くらし情報『TV番組で犯罪の再現実験を放送…犯罪幇助には当たらない?』

TV番組で犯罪の再現実験を放送…犯罪幇助には当たらない?

皆さんはBPO(放送倫理・番組向上機構)という機関をご存知でしょうか。BPOとは、放送における言論や表現の自由を確保しつつも、視聴者の基本的な人権を確保するために苦情や倫理の問題に対応する機関です。

実際にテレビやラジオなどを視聴した方から意見が寄せられ、放送局が特定できれば、当該放送局に視聴者の意見として通知しています。

今回はその中で、視聴者の意見をピックアップして法的に問題が無いか解説してみたいと思います。

目次

・ニュース番組で犯罪の再現実験を行っていた
・実際に犯罪に当たるのか?


TV番組で犯罪の再現実験を放送…犯罪幇助には当たらない?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

■ニュース番組で犯罪の再現実験を行っていた

BPOに視視聴者から寄せられた意見の中に、ニュース番組で窓ガラスを破壊する事件があったが、同じ道具を使って再現実験を行って放映をしていたようです。元の意見の原文は下記のとおりです。

日曜のニュース番組で、高校生が高性能ゴムパチンコを使い、バスに向かって玉を放ち、窓ガラスを壊した事件を伝えていた。その際、わざわざ同じ道具を使ってベニア板に穴をあける再現実験を行い「危険ですから真似をしないように」と注意していた。
このような危険性のある再現実験は果たして必要であろうか。

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