ファミレスにドリンクバーだけで長居する客…追い出すことはできる?
ということはできません。
ファミレスに限らず、たとえば、
・店舗内待合わせ禁止(全員そろってから入店)の飲食店
・混雑時個別会計不可の大学近くのカフェ
・すでに飲酒している人は入店禁止の居酒屋
・ワインを飲まない人は入店お断りの飲食店
・クリスマスにカップル入店拒否の飲食店
・肉の焼き上がり時間に合わせての来店を要望する飲食店
など、お客さんの行為等に条件を付すお店があります。
■お店側による制限が違法となる場合
上記のように、どのような制限・条件を付しても基本的にはお店側の自由なのですが、過去の事例として、理由のいかんを問わず外国人の入店を一律に拒否したことが違法とされたケースがあります。
原則としてお店側にはお客さんを選べるとしても、行き過ぎた合理的理由なき差別は許されないということです。
微妙なケースの例としては、盲導犬の入店拒否の問題があり、施設の性格、スペース等を考慮し、お店側に盲導犬を入店させることが著しく酷な場合でなければ違法となる可能性があります。お店側は、お客さんの行為等への条件をお店の特色とし、それをお店の売りや宣伝にしていることがあります。