PCに溜めた恥ずかしいデータ…自分の死後はどうなる?
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今月、世界各国で企業などがランサムウェアと呼ばれるウイルスの被害を受ける事態が相次ぎました。
このウイルスは、コンピューターのデータをロックし、解除のために金銭の支払いを要求するタイプ。コンピューター内の大切なデータを人質にするのです。
ところで、誰もがコンピューターに大切な個人情報やデータを保存していると思いますが、これを他人に見られたくないという方はいませんか?特に性的な趣味に関わるデータなどは家族には見られたくないものです。
「俺が死んだら家族に見られる前にパソコンを壊してくれ!」なんてことを友人に言った経験がある方も少なくないのではないでしょうか?
これを実行しても問題ないのか、あすみ法律事務所の高野倉勇樹弁護士にお聞きしました。
■「PCを壊して」は委任契約の一種
「もし自分が不慮の事故などで先に死んだら、家族に見つかる前にコンピューターを壊すなどしてデータを消してくれ」と友達と約束していた場合、これを実行しても法的には問題ありませんか?
「問題ありません。
『自分が死んだら、○○して欲しい』という依頼は、委任契約の一種と考えられます。