くらし情報『特定の店に客を流す一部のパック旅行…キックバックを貰ってても罪に問われない?』

特定の店に客を流す一部のパック旅行…キックバックを貰ってても罪に問われない?

目次

・キックバックは違法ではない
・キックバック禁止の法律はないが不当に長い時間の拘束は問題
・土産物を買わせる目的の場所に連れて行かれても買わなければいい!
特定の店に客を流す一部のパック旅行…キックバックを貰ってても罪に問われない?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

先だって、格安海外旅行の代理店が倒産しました。その原因にはパックツアー客の減少もあるようです。

今やLCC全盛で世界中どこでも格安で行けて、ホテルもネットで予約できる時代です。スマホがあり、電波が通じる場所なら地図も表示され現在位置もわかります。

海外・国内を問わず、パック旅行といえば土産店に客を案内、その売上のある程度を代理店にキックバックするような習慣もあったと聞きます。

自由に旅行する観光客が増え、こうした細かい利益も減っていたのかもしれません。ちなみに、こうした客の誘導とキックバックは罪にならないのでしょうか?

星野法律事務所の星野宏明弁護士にお訊きしました。

■キックバックは違法ではない

「旅行会社が旅行ツアーの内容として飲食店や土産物店にお客を送迎し、潜在的なお客を紹介する代わりに売上の一定割合を手数料としてキックバックしてもらう取決めは、違法ではありません」

えっ、それは意外です。
思い切り結託した罠に追い込むような印象ですが……。

「ひと昔前の旅行ツアーでは、添乗員付きの団体行動が多く、格安の海外旅行や国内旅行双方にこのような仕組みが盛り込まれていることが多くありました。

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