くらし情報『口約束で受けていた仕事を突然破棄された…不当性を訴えることはできる?』

口約束で受けていた仕事を突然破棄された…不当性を訴えることはできる?

仕事は大概、雇用主と請ける側で契約書が存在するもの。とくに契約社員やフリーランスで仕事をしている場合は、雇用期間の定めやなどを事細かに文書にしておくのが一般的です。

しかし、極稀に「じゃあお願いしますね」などと、口約束で仕事を請けることがあります。フリーライターのBさんもその1人で、ある業者から口頭による執筆依頼をうけ、記事を書いていました。

ところが、5ヶ月程度経過したある日、突然「執筆依頼を停止します」とメールで告げられ、以降何の説明もなく連絡も取れなくなったそうです。

Bさんはその収入をアテにしていただけに、納得のいかないものを感じているそうです。なんとかならないのでしょうか?ピープルズ法律事務所の森川文人弁護士にお伺いしました。

Q.口約束でしていた仕事を突然破棄された。
不当性を訴えることはできますか?

目次

・Q.口約束でしていた仕事を突然破棄された。不当性を訴えることはできますか?
・A.契約の存在やその期間ができれば、不当性を訴えることができる可能性もあります。
口約束で受けていた仕事を突然破棄された…不当性を訴えることはできる?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

A.契約の存在やその期間ができれば、不当性を訴えることができる可能性もあります。

「ライターへの原稿依頼は、委託契約だと思います。民法でいう請負に近い類型です。口頭でも契約は可能です。口頭契約の問題は、証明の問題です。

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