くらし情報『猛暑で試合をする高校野球…熱中症で選手が倒れたら誰が責任を取る?』

2017年8月6日 22:40

猛暑で試合をする高校野球…熱中症で選手が倒れたら誰が責任を取る?

7月、夏の高校野球甲子園大会の地方予選が各地で行われ、各地の代表校が決定しました。高い人気を持つだけに、観戦に行かれた人も多いのではないでしょうか。

球場に足を運ぶと分かることですが、選手たちは猛烈な暑さのなかで試合をしています。人工芝を採用している場合、太陽熱が照り返すことで、体感気温が40度以上にもなるといわれています。

そうなると心配なのが熱中症。最近は昔のように「水を飲むな!」という指導は無くなり、熱中症対策としてこまめな水分補給をするよう指導しているため、危険性は低くなっているようですが、選手が熱中症にならないとはいい切れません。

もし、選手が熱中症で倒れ、危険な状態になった場合、主催者に責任は発生しないのでしょうか?

Q.高校野球で選手が熱中症で倒れた場合誰が責任をとる?

目次

・Q.高校野球で選手が熱中症で倒れた場合誰が責任をとる?
・A.熱中症を予防する十分な対策が取られていたといえない場合、主催者及び指導者に責任が生じると考えられます。
猛暑で試合をする高校野球…熱中症で選手が倒れたら誰が責任を取る?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

A.熱中症を予防する十分な対策が取られていたといえない場合、主催者及び指導者に責任が生じると考えられます。

「主催者は選手が安全に野球をすることができるように安全管理をする義務を負っています。


たとえば悪天候で台風が迫っているにも関わらず試合を中止しなかったり、怪我が発生してしまうような設備故障を放置していたりするのと同様に、熱中症が発生しそうな天候の場合には、少なくとも熱中症が生じたときに機敏に対応できるよう、給水や病院へ搬送することの準備等ができるような体制を整えておく必要があるといえるでしょう。

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