医療法改正により病院のウェブサイトにどんな影響が?
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皆さんは病院を探したいと思ったとき、どのようにして探しますか?
きっと、スマホやパソコンでネット検索をするという人が多いのではないでしょうか。その中で、病院のウェブサイトを閲覧される人もいらっしゃると思います。
しかし、そんな病院のウェブサイトの内容が今後はガラリと変わるかもしれません。
■これまで、病院のウェブサイトは法律の規制の対象外だった
病院の広告は、医療法という法律とその関連法令によって、その内容に規制がかけられています。具体的には、虚偽広告の禁止、比較広告の禁止、誇大広告の禁止、広告可能な事項の限定などです。
しかし、これまで病院の“ウェブサイト”は、このような規制の対象外とされてきました。それは、規制の対象となる広告は、以下の3つの要件を満たすものに限られていたからです。
(1)患者の受診を誘引する意図があること(誘因性)
(2)病院名が特定可能であること(特定性)
(3)一般人が認知できる状態にあること(認知性)
このうち、(3)の認知性とは、特に病院に興味がない人の目にも広告が飛び込んでくる状態のことを指します。