くらし情報『全然違う! 物件が事前の提示条件と違う場合契約を無効にできる?』

全然違う! 物件が事前の提示条件と違う場合契約を無効にできる?

3月に入り、新入学・新入社のため住み慣れた場所を離れ、新しい土地で生活を始めた人も多いことでしょう。物件を探す際には不動産仲介業者とともに、内見をしたうえで居住を決めたのではないでしょうか。

また、分譲マンションや一戸建てを購入し、文字通り落ち着いた生活を始める人も多いはずです。

目次

・物件探しで失敗するケースも
・契約の無効や損害賠償を請求できる?
・説明義務違反は個別の事情によって異なる
・売買や賃賃借契約を解除することはできない
・証拠が残るよう条件を伝えるのがベスト


全然違う! 物件が事前の提示条件と違う場合契約を無効にできる?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

■物件探しで失敗するケースも

物件を探す場合、業者にある程度の「条件」を提示するもの。「静かなところ」「駅から近いこと」など、様々な条件を満たすものを探すはず。ほとんどの場合、納得した部屋に住んでいるものと思われますが、なかには「話が違うじゃないか」と叫びたくなるようなこともあります。

とくに多いのが、騒音問題。「静かなところ」を希望したにもかかわらず、上階や下階、左右部屋から音が漏れてくるケースや、周辺の工場などからひっきりなしに爆音が聞こえるということがあるようです。


提示した条件と実際の場所が全く異なっていた場合、物件を紹介した不動産仲介業者に契約の無効や損害賠償請求などを行うことはできないのでしょうか?

あすみ法律事務所の高野倉勇樹弁護士に見解を伺いました。

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