『前科があると海外旅行ができなくなる』と聞いたことはありませんか?
「え、じゃあ2年前に万引きで捕まったから友達と旅行いけないの?」
「昔、スピード違反で罰金になったから私は海外に行くことが無理なのか…。」
このように思う人もいるのではないでしょうか?たしかに、旅行先や移住先の国の身になってみると、わざわざ犯罪行為に手を染めた人を自国に迎え入れたくはありませんよね。
この記事では『前科があると海外に行くことができなくなる?』という噂の真相についてお伝えします。
この記事は、琥珀法律事務所の川浪 芳聖かわなみよしのり 先生に監修いただきました。
前科があると出国や入国に制限がかかる
結論からお伝えすると、前科があると海外旅行できないというのは半分本当、半分デタラメです。前科があると『①パスポート発行』『②諸外国による受け入れ』の2点で制限がかかってしまいますが、どんな前科でも出入国NGというわけではありません。
◆パスポートの取得が認められない
出国の際には必ずパスポートが必要になりますが、以下に該当する方は基本的にパスポートを発行してもらえません。