故人が遺言書をのこしているかどうかわからない…こんな時どう探せばいい?
何十年と生きていると、必ず家族との別れ、つまり家族の死を経験することになるでしょう。
病気などで死を意識した人が遺言を書いている可能性が高いのは想像しやすいですが、たとえ、突然のできごとで亡くなったとしても、故人が遺言をのこしている可能性があります。
そこで、この記事では”遺言書の探しかた”についてお伝えします。
この記事は、法律事務所アルシエンの武内 優宏先生に監修いただきました。
遺言書の探しかた
遺言書には「自筆証書遺言書」「公正証書遺言書」「秘密証書遺言書」の3種類があり、それぞれ保管場所が異なることがあります。
◆自筆証書遺言書の探しかた
自筆証書遺言書とは “自分で書いて、家のどこかにしまってあるタイプの遺言書” のことをいいます。そして、このタイプの遺言書は自宅内や貸金庫に隠してあることが一般的です。
そのため、自筆証書遺言書の場合は、自力で探し出さなくてはいけません。
なお、自筆証書遺言書を発見した場合には、家庭裁判所の検認手続きを行う必要があることも知っておきましょう。
◆公正証書遺言書の探しかた
公正証書遺言書とは “公証役場に保存されている遺言書” です。