独身子持ち男性との結婚…トラブル避けるために気をつけたいポイントは?
離婚歴のある子持ち独身男性との結婚は、独身女性にとっては勇気のいるものではないでしょうか?養育費に関するトラブルはもちろん、妻と別れたといっても我が子ですから、定期的に会いたいと思うのが親。
そのあたりの取り決めや、新しい妻との面会を拒否するなど、揉めることも予想されます。
独身女性が『子持ち男性』との結婚するうえで、気をつけなければならないポイントや起こりうるトラブルなどはどのようなものがあるのでしょうか?
離婚問題に詳しい虎ノ門法律経済事務所池袋支店の齋藤健博弁護士にお聞きしました。
■独身子持ち男性と結婚する上で気をつけたいポイントは?
齋藤弁護士:「重婚罪(刑法184条)にも代表されるように、お子さんもちの男性側に離婚が適法に成立しているかの確認は不可欠でしょう。
戸籍実務上あまり想定はされないものですが、民法上も、732条において重ねて婚姻をすることができないと規定し、744条も、婚姻取消し原因として扱います。ただし、これらはあまり現実的ではありませんね。
現実的なところでは、たとえば親権は前妻側であっても、養育費の請求を受けている可能性が高いので、今後結婚し、財布がひとつになる場合には、その分の負担を覚悟しなければなりません。