ネット上に氾濫する「犯罪指南」の書き込み…取り締まる法律はなくとも「自主規制」の流れが進む
平成時代が終わろうとしています。平成は技術の革新が目覚ましく、昭和の時代と比較すると飛躍的に便利な世の中になりました。
なかでもインターネットの普及は、我々の生活に大きな変化を与えています。どこにいても、欲しい情報を一瞬で手にすることができるのは、昭和の時代には考えられないことでした。
不適切な書き込みも多い
そんなインターネットですが、便利である半面、数多くの問題も抱えています。その代表的なものが、不適切な書き込み。
ネット上にはオンラインゲームのチート方法や、ハッキングの指南など、犯罪的とも思える情報が氾濫。不適切な情報にも思えるのですが、放置されているのが現状です。
このような書き込みは違法性はないのでしょうか?
法律事務所アルシエンの清水陽平弁護士にご意見を伺いました。
違法性はないのか?
清水弁護士:「オンラインゲームのチート方法や、ネットワークのハッキング方法などを紹介したとしても、一般的にはそれが違法になることはありません。
違法にならないのは、そういった単なる情報提供にとどまるものを取り締まる法律がないためです。
違法と言えるためには、それを取り締まる法律が必要なのです」