硬貨を綺麗に磨くと罪になるってホント?真偽の程を弁護士に聞いてみた
「金は天下の回り物」ということわざがあるように、紙幣や硬貨は人の手から手へと流通していくものです。当然、手垢などもつくわけで、「清潔ではないもの」と考える人も多いようです。
綺麗好きな人になると、硬貨を磨いて美しく保とうとする人もいるのだとか。ところが、この行為が犯罪になる可能性があると聞きます。
Sさんもその1人で、できれば硬貨を綺麗に磨いて財布に入れたいと考えています。
硬貨を磨くと犯罪になる?
犯罪者にはなりたくないというSさんは、周りの人に質問してみます。Nさんに聞くと、硬貨を綺麗に磨くことは、「変造をしているとみなされる」という答えが帰ってきました。ヤスリで削るなどすれば当然形状が変わることも予想されるためで、「やらないほうが絶対にいい」というのです。
しかし、Fさんに聞くと、「磨いたくらいで罪になるわけがない」と異なる回答がありました。Sさんは一体どちらなのかわからず、困り果てているそう。
実際のところ、どうなのでしょうか?虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士にうかがいました!
弁護士に聞いてみると…
齋藤弁護士:「刑法は、通貨偽造、変造罪について定めています。