画面に突然「当選おめでとうございます」の文字…どんな犯罪に?重さは?
最近パソコンでインターネットを閲覧中に「おめでとうございます。○○の当選者に選ばれました。OKをクリックして景品をお受け取りください」などと表示され、クレジットカード情報などを入力するよう促される事案が発生。
多くのネットユーザーはすぐに詐欺と感知し、画面を閉じていることだろうと思いますが、なかには「やった!」とばかりに誘導に引っかかり、金銭を取られてしまう人もいるようです。このようなネットを使った詐欺は社会問題化しており、高齢者を中心に被害が拡大していると聞きます。
ネット詐欺は罪が重くなる?
ブラウザを使い、金銭の振り込みやカード情報を抜き取る行為は詐欺罪になると思われますが、実際のところどのような罪になるのか、気になります。
例えば結婚詐欺師よりも重くなるとか、振り込め詐欺より軽くなるとか、詐欺の手法によって罪の重さは変わるものなのでしょうか?
虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士に解説していただきました!
弁護士の見解は?
齋藤弁護士:「“おめでとうございます”の表示を勘違いしてしまい、お金を振り込むと、利益が発生すると思い込んでしまうことになります。