芸能人と交際する一般人を嗅ぎ回るメディア…プライバシー侵害では?
Young Male Spy Sits In The Car Taking Photos To The Camera With A Zoom Lens. Detective Agency Concept
昨今芸能人の結婚が話題となりますが、大物同士だけではなく、一般人と結婚するケースも多々あります。
ゴシップ雑誌や新聞社などは、そんな一般人の生活圏を嗅ぎ回ることも。
通常一般人と結婚した場合、メディアは配慮するものですが、なかには嗅ぎ回ったうえで、実は芸能人を狙って交際しまくっていた「プロ彼女」だった」などと報じられたケースもあります。
プライバシーを侵害するような報道も
「プロ彼女」が本当に存在するか否かは不明ですが、揶揄されたほうはいい気分はしないでしょう。
また生活圏を嗅ぎ回っているとなれば、プライバシーを侵害されているかのような印象を受けます。それは配偶者である芸能人も同様です。
しかしメディアは「報道の自由」「表現の自由」を盾に、一般人であっても「芸能人と家族である」という理由で、突撃取材のうえ、紙面や画面に登場させることがあります。
芸能人の配偶者である一般人を取材し、記事に載せるという行為に、法的な問題はないのでしょうか?
虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士にうかがいました!
弁護士の見解は?
齋藤弁護士:「これらは、実は憲法、民法、場合によっては刑法をまたぐ極めて重要な問題であると、法律上も考えられています。