パンが1000円? 災害時の悪徳商法は合法なの? 取り締まる方法は?
東日本に甚大な被害を与えた台風15号と19号。
2ヶ月連続で今まで経験したことがなかったような強力な台風が日本を襲ったことに、驚いた人は多かったのではないでしょうか。
近年大阪・北海道・熊本で強い地震が発生しているほか、広島や大阪でも台風によって甚大な被害が出ており、日本人の生活を脅かしています。
悪質商法も横行
地震や災害が発生すると、被災地はもちろん、それ以外の地域でも物流がストップし飲食物などが品薄になることがあります。
とくに災害が発生した地域では、十分な食料が確保できないことも多いものです。
そんなときに現れるのが悪質な人間。ある被災地では、通常200円のパンを1000円を売っていたという目撃情報も出ており、怒りの声が広がりました。
また、災害後に家などの修繕需要が高まることに目をつけ、通常よりも高い金額設定にする業者も一部にいるといわれます。
これらはいわゆる便乗値上げというもので、弱き者をくじく行為といわざるを得ません。
「みんなが困っているなら値段を吊り上げてやれ」という発想は、実に卑怯です。取り締まる方法はないのでしょうか?
法律事務所あすかの冨本和男弁護士に質問してみました。