【リサイクル】お菓子に入っているシリカゲル乾燥剤の再利用法
クッキーやせんべいなどのお菓子や海苔、乾物と一緒に封入されている小さな袋・乾燥剤。ご存知の通り、食材が湿気るのを防ぐ役割がありますが、一般的には捨ててしまうもの。でもじつは、様々な活用法があるんです。
乾燥剤のおもな種類は3つ
食品に使われる乾燥剤の種類は、「シリカゲル」「石灰乾燥剤」「脱酸素剤」のおもに3つ。ひと口に「乾燥剤」とは言っても、それぞれ特徴が異なるのだとか。
【乾燥剤の特徴】
(1)シリカゲル
シリカゲルの原料である二酸化ケイ素は、表面が多孔質、つまりたくさんの穴が開いている状態。その無数の穴で湿気を吸着するそう。また、シリカゲル入りの乾燥剤はさらに「A型シリカゲル」と「B型シリカゲル」の2つに分けられ、前者は低湿度な空間での吸湿性に優れており、カメラなどの精密機器に使われることも。
後者は、家庭用の除湿剤などに使用されることが多く、高湿度な空間での吸湿性に優れています。
(2)石灰乾燥剤
石灰乾燥剤の主成分は、酸化カルシウム(生石灰)。空気中の水分を吸収し、水酸化カルシウムへと変化する化学反応を用いた乾燥剤。はじめのうちは小石のような粒状ですが、吸湿していくにつれ膨張し、粉状に変化するので、それが効果切れのサイン。