【料理のキホン】ゆでたほうれん草にしょう油をチョン…正しい意味わかる?
ほうれん草のおひたしなどで、しょう油をかけるというのは一般的な食べ方ですが、泥臭さが残っていたり、アクを感じたりで苦手な人も…。でも、正しいしょう油の使い方をすると、とても食べやすくなるって知ってましたか?ほうれん草のおひたしの食べやすくなるレシピと、しょう油をかける効能についてまとめます。
●おひたしはしょう油洗いで
しょう油洗いとは、材料にしょう油をかけて混ぜてから、絞って余計な水分を切ることを言います。しょう油の塩分で、普通に絞るよりも水分が取れるだけでなく、臭いが取れたり、下味がつくといった効果があるそうです。主に野菜で使われる方法ですが、臭みをとったりした味をつけるために魚や肉で行われることもあります。
●しょう油洗いのおひたし
ほうれん草をしょう油洗いでおひたしにするレシピです。
【材料】
・ほうれん草…1/2束
・かつお節…適宜
・だし汁…大さじ1.5杯
・塩、しょう油…適量
【作り方】
1)鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加えてほうれん草を根元から入れる
2)色が鮮やかになったら、たっぷりの水にとり、流水で冷やして水を絞ってから、3~4cmの長さに切る
3)だし汁、しょう油を混ぜてタレを作る
4)タレの1/3をほうれん草にかけ、絞る
5)絞ったほうれん草を残りのタレであえて器に盛り、かつお節をのせたら完成
しょう油洗いをすることで、泥臭い臭いが取れるだけでなく、水っぽくなることも防げます。
しょう油洗いはおひたしが一般的な使われ方ですが、親子丼や茶碗蒸しに入れる鶏肉の下ごしらえとして行ったり、お刺身の鮮度を保つために、魚を冊から刺身の大きさに切った際にしょう油をくぐらせるなどすることで、肉や刺身特有の臭みを防いで、下味もつけることができます。
これまで、仕上げにしょう油をかけるだけだったおひたしも、これからはしょう油洗いでひと味違ったものにして、家族を驚かせてみてはいかが?
(文・姉崎マリオ)
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