バナナの熟しやジャガイモの発芽阻止に!リンゴの知られざる能力
じゃがいもの発芽を遅らせる働きがあるんです。
じゃがいもの芽にはソラニンという毒性物質が含まれいるため、芽が出てしまったら食べてはいけない、と言われています。結構ながもちするのでついつい使わず、使いたい時には発芽してしまい、泣く泣く処分、ということ、たまにやってしまいますが、じゃがいもを保存する時、新聞紙などにりんごと一緒に包んでおけば、より長持ちさせることが可能なんです。この技は玉ねぎにも有効ですよ。
ケーキなどの洋菓子の保存にも
最後にもうひとつ。ケーキなどを冷蔵庫で保存すると、冷蔵庫の湿度が低いためパサパサになってしまいます。こんな時はカットしたりんごと一緒にしておけば、翌日でもしっとりして美味しくいただけます。
りんごのエチレンガスの「熟させる」「保存する」という全く逆の効果を上手に使い分ける知恵、是非活用してくださいね。
ちなみにこの効果は、メロンや桃にもあるのですが、お値段を考えればりんごが一番手軽ですよね。
(文・嵯峨根きよみ)
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