家事のなかでも全身を動かし、意外としんどいのが掃除機がけ。面倒なのでなるべく手早く済まそうとやっているかけ方が、実はかえって掃除時間を伸ばしていることにもなっているって知っていました?
●四方八方にかけない
特に急いでいるときにやってしまいがちな、あちこち気になる方向にとにかく掃除機のヘッドを動かすかけ方。これは疲れるだけで、効率は最悪なんです。
掃除機は面を意識して、ヘッドの幅の直線を、1列終わったら隣の直線に引く、といった具合に、面を直線で埋める、ペンキを塗るようなイメージでかけていくのが正解。こうすれば、同じ場所を何回もヘッドが通ることもなく、結果的に省エネ、短時間で掃除を済ませることができます。
注意するポイントは、掃除機のヘッドをあまり奥まで伸ばさないこと。手が届かないほど置くまでヘッドを伸ばすと、ヘッドの先端部分が浮いてしまい、ほとんどゴミが取れてない、ということにもつながります。
●押して引くがワンセット
CMなどで、掃除機の軽さを強調するために、片手でスイスイ押すだけで掃除をしている光景を見かけますが、このかけ方はNG。
実は掃除機がゴミをよく吸うのは、押すときではなく引くときなんです。