どっちがいい? 洗濯機のフタは開けておくべき?閉めておくべき?
かつてに比べれば、ニオイ予防のために洗濯機自体をキレイにケアする、という事が当たり前になってきています。洗濯機の2大汚れは洗剤のカスと黒カビ。この黒カビが洗濯した衣類に嫌な匂いが付く原因で、定期的に洗濯槽を専用のクリーナーで掃除する方も増えてきています。
そもそも黒カビ防止策として、洗濯槽を乾燥させる目的でフタを開けっ放しにしておく家庭も少なくないようですが、半面ホコリも入ってしまいそう…。この方法、はたして有効なのでしょうか?
●洗濯機メーカーも推奨
手始めに三菱電機の公式ウェブサイトを調べてみると、以下のように推奨されています。
“洗濯機は、使えば使うほど湿気が原因のカビが生えやすくなります。カビは放っておくとお子様のアレルギーの原因にもなったりするので注意が必要です。生えないための予防策としては、洗濯後、ふたを開けて充分乾燥させること。
乾燥機能が付いている洗濯機なら、洗濯物の乾燥機能を使わない場合、1週間に1度(梅雨時は3回に1度くらい)は槽乾燥をしましょう。それだけでだいぶ違ってきますよ。”
(三菱電機ナースコールhttp://www.mitsubishielectric.co.jp/club-me/nursecall/0511/より)
やはりフタを開けておく、というのは防カビ対策のためにも有効なようですね。
●フタを開けっ放しで気をつけたいこと
フタが開いてると、ついつい家族が洗濯物を洗濯機のなかに放り込んだりしがちですが、長時間洗濯槽に脱いだ衣類を入れておくと、この間にカビが付着する原因になります。フタを開けっ放しにしておく場合は、乾燥の邪魔にならないように、脱いだ衣類は洗濯槽にいれないようにしましょう。
もうひとつ気になるのが、やはりホコリです。
フタを閉めていた時、フタにホコリが結構溜まってびっくりします。
このホコリがフタを開けていれば洗濯機のなかに入っていくことになりますね。
ホコリはめぐりめぐって洗濯機の汚れになりますので、洗濯機自体のお掃除も忘れないでくださいね。
ホコリ防止かカビ防止か?ほどよいバランスをとることが、フタ問題の解決のポイントです。
(文・嵯峨根きよみ)