持ち帰ったアサリはどうするの? 上手な砂抜きと保存方法
潮干狩りで獲ったアサリを家に持ち帰ったら、次は「砂抜き」「調理」、そして「保存」を考える必要がある。アサリの砂抜きや残った分の保存は、どんな方法がいいのだろう?千葉・木更津の潮干狩り場「木更津海岸」運営する、木更津漁業協同組合の根本昌彦さんに話を聞いた。
砂抜き方法は、スーパーのアサリと違うので要注意
持ち帰ったアサリを食べるために必要となるのが「砂抜き」。木更津漁業協同組合が推奨する砂抜き方法は以下の通りだ。
1)アサリを桶などに広げてできるだけ平らにしたら、持ち帰った海水をアサリが浸るくらいに入れる。
2)桶に新聞紙などをかぶせて暗くし、振動を与えずにそのまま放置する。
3)4時間から一晩放置したら砂抜きは完了。一晩以上置くと痛むので、それ以上は放置しない。
使用する海水は、潮干狩りから帰る際は必ずペットボトルなどで持って帰るのが鉄則だが、うっかり忘れてしまった!という人もいるかもしれない。そんなときはどうすればいいのか。
「海水がなければ、海水の濃度に潮を入れた真水でも一応可能です。塩の目安は“舐めてしょっぱいと感じる”くらいでしょうか。ただ味覚には個人差があり、濃度は海によってまちまちなので、完全に再現することは難しいもの。