【アース製薬さんに聞きました】ダニに刺されるとどんな症状がでるの?
カーペットやソファなど、人が接触する布製品にダニは多く生息する。目には見えないからこそ、子どもの体への影響が気になるところ。アース製薬の虫ケア用品ブランドマネージャー、渡辺優一さんにダニがもたらす健康被害について聞いた。
「ダニ=刺す」は必ずしも正しくない
ダニは人を刺すものだと認識している人も少なくないだろう。しかし、屋内に至っては、人を刺す種別は少ないと渡辺さんはいう。
「ダニにもさまざまな種類があり、家に多く発生するダニは、屋内塵性(おくないじんせい)ダニと称されるヒョウヒダニやコナダニ、ツメダニなどです。このうちのヒョウヒダニとコナダニは人を刺しません。ツメダニは人を刺しますが、数としてはあまり多くはないんです」(渡辺さん以下同)
ただし、ツメダニはヒョウヒダニとコナダニの体液を吸っていきているため、養分となるダニの数が増えれば、その分ツメダニも増えてしまうそう。
ツメダニに刺された箇所は赤くなり、かゆみも生じる。
一方、屋外ではマダニのように吸血するタイプもいる。
「マダニは基本的に屋内にはいませんが、散歩の際にペットに寄生したまま屋内に持ち込まれるケースがあります。