小さくて強力な磁石を使って遊ぶマグネットボール。その引き合う力の強さで、まるで粘土のようにいろいろな形を作れることから人気となっていますが、小さな子どもにとってはかなり危険なおもちゃのようです。
国民生活センターもマグネットボールの誤飲に関する注意喚起をしており、誤飲をしたために手術をしたという事例もあるので、マグネットボールの危険性についてまとめます。
マグネットボールの磁力はフェライト磁石の10倍以上!
マグネットボールに使われている磁石は、強力なネオジム磁石という磁石を使っており、その磁力の強さは一般的なフェライト磁石の10倍以上!大人の指を間にはさんでも磁石同士がくっつくほどの強さなんだそうです。
また、マグネットボールの危険なところは、小さいマグネットボールが何個もセットになっていること。ひとつでもかなりの磁力の強さなのに、何個も集まると磁力はさらに強くなるといいます。
胃や腸に穴が空く事例も
磁力が強いと恐ろしいのは誤飲したときに、出てこないということ。マグネットボールの固まりを幼児が口に含んでいたりすると、うっかり何個かバラバラになり口の中へ…。
バラバラに飲み込まれたマグネットボールは、胃や腸でほかのマグネットボールと引き合い、内臓と内臓をくっつけて止まってしまうことも。